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2026年 7月 9日 過去問のやり方

こんにちは。浦和校担任助手の作田眞理です。

今回は、①夏、どの過去問をいつ解くか、②夏に過去問を解くことの重要性、③過去問復習の仕方、について話していきます。

 

①はじめに、夏にどの過去問をいつ解くかです。

 まずは、7月中に、第一志望の最新年度の過去問を解きましょう。その大学・学部の、最新の問題傾向を把握するためです。たしかに、一番新しい年の過去問は、入試直前まで残しておきたいという気持ちはわかります。しかし、ちょうど昨年から新しい形式の問題が出題されている可能性もあり、それを直前で知るのは危険です。解き惜しみはせず、この夏に最新年度の過去問を解いてほしいと思います。

 さらに、並行して共通テストの過去問を、8月の上旬までに最低4年分終わらせましょう。このくらいのペースでやらないと、夏休みの間に共通テストの過去問5年分、二次私大の過去問5年分は終わらせられません。8月下旬にある共通テスト模試の直前に、もう1年分の共通テストの過去問を解くのも良いでしょう。

 そして、8月中に、第一志望の二次私大の過去問の残り4年分を終わらせましょう。これの意味については次の②で解説します。

 各校舎で開催される過去問演習会を利用して過去問を解くのも、1年分を1日で終えることができるのでおすすめです。

 まとめると、7月中に第一志望の過去問に触れる、8月上旬までに共通テストの過去問を4年分やる、8月下旬の共通テスト模試の前に共通テストの過去問を1年分やる、8月中に二次私大の過去問を4年分終わらせる、という手順でやると、夏休みの間に共通テストの過去問5年分、二次私大の過去問5年分を終わらせられます。

 話の中心からはそれますが、夏以降の話をすると、10月までに一気に共通テストの過去問を10年分終わらせ二次私大対策に本腰を入れるもよし、ちょっとずつ過去問を消化し入試直前までに少し過去問を残しておくもよし。これは個人の好みなので、担任や担任助手の先生とよく相談して決めましょう。ちなみに私は後者の入試直前に残す型でした。

 

②次に、夏に過去問を解くことの重要性です。

 夏に過去問を解くことが重要である理由は、大きく分けて二つあります。

 まず一つ目は、9月1日からリリースされる「志望校別単元ジャンル演習講座」(以下、単元ジャンル演習)の解禁条件を満たすためです。単元ジャンル演習というのは、AIが回答者の苦手を分析して問題を出題するツールで、東進の誇る、最速で弱点を攻略し生徒を合格へ導くコンテンツです。

 AIが回答者の苦手を分析して問題を出題する以上、苦手を分析するためのデータが必要ですが、このデータの中心となるものが、夏に解いた過去問になります。データが不足しているとAIが正確な判断ができません。

 そのため、このツールの解禁には条件がかかっており、その解禁条件が、共通テストの過去問5年分、二次私大の過去問5年分を終わらせることになっているのです。

 このツールを早く手にすることで、合格の可能性が高まるので、早期解禁のために、夏に過去問を終わらせてほしいのです。

 次に二つ目は、共通テスト・第一志望の入試がどんなものなのかを知り、それに照準を合わせて対策していくためです。自分の弱点把握の側面もあります。たしかに、幅広く対応できる汎用的な勉強をして地力を上げるのも素晴らしいことです。しかし、入試までの時間が刻一刻と迫る中で、第一志望の形式を一切知らないで勉強するのは、少々無駄が多くなってしまいます。かの有名な『孫子』にも、「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず。」とあります。まずは敵を知り、自分の強み・弱点を明らかにすることが、最も効率の良い勉強法だと私は思います。

 過去問を解いて得られる情報は、問題形式と時間配分、出題傾向と自分の弱点などさまざまです。例えば世界史ならば、漢字書き取りの問題が多く出題されるのか、記述問題が多いのか、記号問題ばかりなのか(問題形式)、時間は足りるのか、どの問題が時間がかかるのか(時間配分)、文学部では古代史や文化史の比重が高く、経済学部では経済史や近現代史が多い、といった傾向があるのか(出題傾向)、自分の苦手分野はどこの時代なのか、具体的にどのワードを覚えていなかったのか(弱点)などで、非常に価値の高いものばかりです。過去問1年分を解いただけでこれらを把握することは難しいため、数年分は解きたいところです。また、インターネットなどで調べてこれを知るよりも、自分の肌感覚で感じた方が、より具体的に対策を自分で考えて行動に移しやすいです。なので、夏のうちに実際に解いてみることをおすすめします。

 

③最後に、過去問の復習の仕方です。

 間違えた問題をランク分けして、絶対落としてはいけない問題から解けるようにする、などはおそらく色々な方が言っていることだと思うので、今回は自分がやっていたことについて書こうと思います。

 僕は、世界史を例にすると、過去問を分析する際、間違えた問題に遭遇すると、その周りの範囲(時代)を全部復習するようにしていました。過去問でアウトプットできていない箇所があるということは、その周辺の時代全てが曖昧にしかインプットされていないように思ったからです。結果的に、これを繰り返すうちに、もともと弱点だった箇所が克服されていき、地力が大幅に向上していきました。間違えた単語だけを覚えておくのは勿体無いので、もっと広い視野で復習するようにしましょう。

 また、僕は、過去問(だけでなく問題集などもでしたが)で間違えた知識を一冊のノートにまとめて蓄積していました。こうすることで、そのノートは自分の弱点だけが書かれたノートとなり、自己強化をするにあたって最強の武器になるからです。過去問から復習するときに、その周辺の時代についても復習していたので、その時代についてもノートに書いていました。このノートを作り、毎晩寝る前や模試前に見るだけで、定着力や模試の成績が変わってきます。ぜひやりましょう。

 

大雑把にまとめると、①過去問は計画的に長期的な視点で消化しましょう、②過去問は東進のツール解禁のため、志望校を知るため、自分を知るために早めに夏のうちにやりましょう、③過去問で間違えた箇所は広く復習し、ノートにまとめましょう、です。夏は「受験の天王山」と言われるように、合否を大きく左右する時期です。この夏の努力が、その先の人生を変えるきっかけになるかもしれません。後悔のないよう、一日一日を大切にして、一緒に頑張っていきましょう。それでは、東進浦和校でお待ちしています。

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