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2020年 6月 22日 学部紹介〜前期教養学部〜

こんにちは、担任助手1年の會田幸樹です。
今日は、私が今学んでいる東京大学前期教養学部について、ご紹介します。

教養学部とは?

教養学部」が設置されている大学はさほど多くありません。そんな大学の中でも、東京大学は文系理系問わず、多様な知見・知識を持つ学生を育てようと授業が展開されるため、一般の大学では、1年から専門学部に入ることが多いところ、1・2年生を全員前期教養学部所属とし、様々なことを勉強します。

前期教養学部は、文科理科各一〜三類に分けられ、それぞれ、文一:法学系、文二:経済系、文三:文学系、理一:工学・理学系、理二:生物系、理三:医学系と大きく分けられます。しかし、2年の進学選択において、文転、理転も可能で、1・2年の努力量によって、進める学部学科が決まります。

教養学部って何してるの?

「教養学部」と言われて、何を学んでいるのかいまいちピンとこない人も多いと思います。そこで、今回は私が所属する理科一類での学びを紹介します。

理科一類では、必修科目として、数理科学(微分積分学、線型代数学)、物質科学(力学、熱力学、電磁気学、構造化学、物性科学)、生命科学基礎実験(物理、化学)、第二外国語教養英語FLOW(英語でディスカッション)、ALESS(英語でアカデミックライティング)、初年次ゼミナール(研究を行うとは何かを実際のグループワークで学ぶ)スポ身(体育)、情報などが開講され、全員が同じ内容を学びます。専門性の高い授業は、総合科目として選択で受講します。必修の理系授業は、専門的と言うより、理系に進むならこれくらいは身に付けましょうといった内容が多いです。3年以降、自分の研究を進める際に、役に立つのだろうと信じて、勉強しています。

前期教養学部出たら、どうするの?

2年の進学選択ののち、学生は後期課程の各学部に進学します。理科一類からは、工学部理学部に主に進学します。(私は、理学部に進学予定です。)
この進学選択システムによって、自分の専門分野探しを大学1・2年の間にすることができます。自分のやりたいことは、まだ曖昧だけれど、素晴らしい環境で学びたいという志の高い人には、大変適したシステムであると言えます。
ちなみに東京大学の理学部は、全10学科(数学、情報科学、天文、物理、化学、地球惑星物理、地球惑星環境、生物、生物化学、生物情報科学)に分かれていて、各学科で研究、教育が行われています。学科間を跨いで授業も選択可能で、ここでもまた専門から少し離れた別の視点を獲得できるようになっています。

まとめ〜東大教養学部での学び〜

ここまで、東大の前期教養学部での学びについてご紹介しました。昨今の社会情勢により、キャンパスでの授業は叶っていませんが、先生方がそれぞれ工夫してくださり、授業開始もほぼ遅れることなく、オンラインでも相当な内容に触れることができていると思います。
東京大学は、いつでも学びに貪欲な学生に、最適な学びを提供してくれる大学だと思います。東大を志望する方、そうでなくとも東大教養学部を知りたい方はいつでもお話ししますので、お気軽にお声がけください!