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2020年 6月 26日 医療系の学部とは?
こんにちは!
順天堂大学1年の吉田洋暉です。
今回は医療系の学部について軽くお伝えしたいと思います。
医療系の学部には、大きく分けて
医学部、看護学部、保健医療学部があります。
歯学部もありますが、他の3つの学部とはまた違う方向なので今回は説明を割愛させていただきます。
①医学部について
医学部は六年制の大学がほとんどで、大学卒業後、2年間研修医として活動し、その後、配属された各科の医者として1年程下積みをします。つまり、1人前の医者として活動するためには、大学入学後から最低9年はかかります。
1年生から2年生の前半までの1年半は、一般教養期間です。
2年生の後半から4年生の前半まで、基礎医学の分野を学びます。
最後の2年半は、臨床医学という教育カリキュラムを行います。この時期は、各科ごとの診療をベースに、病気や治療、患者さんとの人間関係などについて学びます。
医学部への志望者は年々減少傾向にあり、国公立大学の場合、倍率は平均して3.5倍ほどです。
医学部志望の方は、確固たる夢と志を持ち続けて、人の何倍もの努力を重ねてください!
②看護学部
1年生では、他の学部と同じように一般教養を学びます。
2年生では、看護の基礎となる医学知識を集中的に学びます。
3年生では、高齢者看護から小児看護まで、看護の基礎を習得します。看護にも様々な領域があり、それをすべて学ばなければならないので、相当な努力が必要となります。
4年生では、実務に近い専門領域の実習で看護の領域の質を高め、看護の広がりを学ぶとともに、国家試験に臨む準備を行います。
看護学部のある大学は都内にも地方にもたくさんあるので、自分でよく調べるようにしてください。
③保健医療学部
ここは僕が通っている学部です。この学部は学科が分かれており、診療放射線学科、理学療法学科、作業療法学科、臨床検査学科があります。
今回は僕の通う診療放射線学科だけ説明したいと思います。
1年生では、一般教養がメインですが、毎週医者の方やアスリートの方が講義してくれる授業があります。
それとは別に、実際にMRIやCT、レントゲンの写真を読影したり、病気について学んだりする授業もあります。
2年生では、専門的な医学を学びはじめ、実際に機材に触れたりしながら勉強していきます。
3年生では、さらに専門的なことを学び、さらに実習が始まり、実際に放射線を扱って検査をします。
4年生では、本格的に病院での実習を行い、それに合わせて国家試験に向けて勉強していきます。
この学科はかなり専門的なことを学びますが、医学部と同じようなことを学ぶことが出来ます。
僕の大学では、先生が医学部の教授でもあることは結構多いです。医学部と同じ資料を使って授業している科目もあります。正直大変です(笑)。
まとめ
医療系の大学を目指すのに大切なことがあります。
精神面では、医療系を目指すという強く曲がることのない志です。
能力面では、コミュニケーション能力と文章力です。
まず大学受験では必ず面接と小論文の試験があり、大学でも職についても第一にその能力が試されます。
なので今の時期に、なぜ医療系を目指そうと思ったのか、医療の世界で何がしたいのか、そのために今自分に出来る事は何か、を考えてみるといいと思います。
これらのことは、必ず面接のときに聞かれます。実際に僕も聞かれました。
自分のライフミッションを筋道立てて考えていくと、必然的に勉強したくなってきますよ!僕はそうなりました。
何か医療系の進路のことで悩みや相談事があったら、気軽に話しかけてください!!必ず力になります!!
長々とすみません。最後までお付き合いいただきありがとうございました!